お店の前を通る近所の人、心なしかいつもより挨拶が多かった。
きっと、何かあったら協力しようね、ということなんだと思う。
中華系の若いカップルの、女性の方がニコニコして僕の方を見ていて、あ、と思ったら手を振ってくれた。どこかで見た顔だと思ったけど、通り過ぎてしばらくはどこで会った人か思い出せなかった。
隣とお向かいさんと話してきた。
大きな準備はしていないけれど、荒川の氾濫などの防災情報は気にしているみたいだった。
荒川が氾濫すると僕がいる場所は最大3〜5mの浸水となり、最大2週間もの間、水が引かないことが予想されている。そんなの1階は全滅だし、6階にいたって孤立するだけだ。
薬屋さんとは携帯の番号を交換し、お向かいの印刷屋さんには「いざとなったら逃げ込ませて下さい」と頼まれた。
僕は2011年の災害を忘れちゃいないし、忘れない。あんなの映画の中だけにしてほしい。