ツール・ド・フランスでは、チームカーとプレスが傍受するための無線が発信されている。名付けて「ラジオツール」。基本的には各チームに「レディオシャック、パンク、前輪、道路右側」なんて連絡や、「モトフォトグラフ503番、スピードを上げて下さい！」なんて警告だったり。そして、もちろん逃げのメンバーを伝えたり、タイム差を教えてくれたりする重要な役割もある。
周波数は関係者のみの秘密かもしれないが、たまに沿道でこの音声が聞こえることも。どうやら、トランシーバーでうまく探し当てて聞いてるらしい。テレビの生中継とは少し違った感じになるけど、ちゃんとイメージできると楽しいだろうな。かくいう僕も、クルマにアンテナを立て、だいたい理解できるようになったのはここ数年のこと。「メディア○○○番のクルマ、そこに止まりなさい！」と言われないように注意しよっと。
